令和3年12月定例会では、一般質問が行われた。この会議では、農業振興や新型コロナウイルス対策、地域の安全確保について多くの議員が意見を交わした。
舞田重治議員は、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける農業について質問した。特に、農業の担い手の確保や、新政権の施策の影響が本市に与える効果について疑問を投げかけた。これに対し、宮原義久市長はスマート農業推進や認定農業者の支援など、具体的な施策を進めており、地域農業の活性化に努めていると説明した。
また、舞田議員は人・農地プランについての実質化の現状を確認し、小林市の人・農地プラン実質化は進んでいるが、さらなる詳細な方針が求められると指摘した。市長は、33地区の実質化を報告し、今後も農業の確証を持つ人材を育成していく必要があると強調した。
さらに、鎌田豊数議員が新型コロナウイルス感染症対策について触れ、感染再拡大に備えた対応策の検証が重要であると強調した。市長は、これまでの対応を見つめ直し、欠かさず市民に情報提供する方針を述べた。特に、ワクチン接種の進展についても言及し、接種率の向上に寄与していると評価した。
次に、高野良文議員は、市内経済の現状と新規創業の状況について質問した。市長は、現状は依然として厳しく、特に飲食業界は深刻な打撃を受けていると認めた。プレミアム付商品券事業を通じて、多少の経済活性化を図っていることを強調した。
また、竹内龍一郎議員は、子供の不審者対策について提起し、各学校の状況を詳細に説明した。教育長は不審者対応マニュアルを各学校で整備し、訓練も実施していることを明らかにした。今後も地域との連携を強化し、安全対策を徹底する必要があると述べた。
最後に、空き家対策についても議論された。市内の空き家が多く、税制面での課題も浮上している中、総務部長は空き家バンク制度を活用し、地域課題の解決に努めたいとの意向を示した。全体として、会議では新型コロナウイルスの影響を受けた様々な問題に対する対策が議論され、各議員が地域の振興と安全確保について積極的に意見を述べた。