9月6日、名張市議会は第388回定例会を開催し、市立病院の経営改善など多くの議題が取り上げられた。
荊原 広樹議員は、市立病院経営の専門知識を持つ職員の採用状況について質問し、経営に携わる職員の増加が必要との考えを示した。市長は、現在進行中の第2次病院経営改革プランを軸に、専門職員の採用を進めていく意向を示した。これに加え、通院手段の確保についても言及し、市内の交通手段の多様性が医療サービスの利用促進に寄与することを強調した。
次に町なかの回遊性について、足立 淑絵議員は名張かわまちづくり計画に基づく堤防地の有効活用を提案した。具体的には、観光振興の視点から、コンテナショップや休憩スペースの設置が挙げられた。市長も地域活性化を目指し、河川整備において市民参加の重要性を訴え、協力を呼びかけた。
さらに、名張川の環境整備についても議論が交わされ、議員たちは具体的な整備計画に対する期待を表明した。水質検査に基づき、これからの川の環境保全が地域の魅力向上に繋がることが指摘された。調査結果では、水質基準に関して問題がないことも報告された。
市立病院の経営改善や交通手段の確保、さらには名張川の環境整備など、今後も地域課題に対し、議会が一丸となって取り組む姿勢が示された。市民の命と健康を守るため、さらに充実した施策が求められる。