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名張市議会、令和5年度当初予算を審議し新規施策の強化を目指す

名張市議会は令和5年度当初予算を審議。教育や観光振興、財政健全化を重視し、新施策の充実を図る。
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令和5年名張市議会第409回定例会が開催され、令和5年度当初予算が審議されている。

議案の中には一般会計予算をはじめ、特別会計予算が多数含まれており、各議案に対する質疑が行われた。

特に、名張市の財政状況や施策への影響が議員から指摘され、財政担当部長の石橋勝氏は、「財政非常事態宣言を継続し、予算執行の95%以内に抑える方針を引き継いでいる」と述べた。

また、木平秀喜議員は、予算の使い残しが多く出る傾向にあることを問題視し、「なぜ予算がもっと実効的に使われないのか」と問うた。 これに対し、石橋部長は「各部局が創意工夫を持って執行しようとしているが、様々な要因で予算の使い残しが出ている」と説明した。

さらに、中学校給食の導入についても質疑が行われた。

市長の北川裕之氏は、「中学校給食は保護者からの強い要望があるが、具体的な進展がまだ見られない」と認識を示した。一方、教育次長の鷲阪文宣氏は、「令和5年度内に日程を決定し、迅速に進めていく」と明言した。

また、観光振興への取り組みも活発化し、木平議員は「大阪・関西万博に向けた観光施策をもっと強化すべき」と指摘した。

市長は、「万博を契機に観光業界を盛り上げるためにシティプロモーション戦略を進めている」と述べ、さらなる機運を醸成する意気込みを見せた。

今後の計画として、コンプライアンスを強化し、市民への信頼回復にも取り組む意向が説明された。市長は、「不祥事を防ぐために職員への教育を強化し、市民と良好な関係を築いていく」と決意を示した。

本日は多数の予算議案が付託され、予算特別委員会が設置されることとなった。

議会開催日
議会名令和5年第409回名張市議会定例会
議事録
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