令和5年6月定例会では、議員から地域密着の様々な質問が寄せられた。特に、加勢京子議員は子育て教育や防災政策に関する重要な問題提起を行った。また、健康長寿部門からコロナワクチンについての言及があり、小児接種に関して市民の命を守る施策の推進が強調された。
加勢議員は国歌斉唱に対する教育の充実を求めた。
「国歌や国旗は国の象徴であり、特に教育現場で適切に扱われる必要がある」と述べ、小学校や中学校での授業内容について質問した。また、お茶と宇治のまち歴史公園についても言及し、施設利用状況と観光客へのアプローチ強化の必要性を強調した。特に、新型コロナウイルス感染症の影響を受けたミュージアムの来館者数の低迷を確認し、今後の集客戦略について市の考えを求めた。
健康長寿部からは小児ワクチン接種推奨が示され、星川部長が具体的な接種実績を述べた。「厚生科学審議会からの科学的根拠を元に接種を推進してきた」との発言に対して加勢議員は、透明性のある情報提供を求め、特に小児へのワクチン接種については保護者が正しい情報を得られるよう努める必要があると主張した。
また、秋月新治議員からは府道京都宇治線の歩行者安全対策や、JR奈良線踏切の安全性についても言及され、具体的な対策の進捗が求められた。特に、府道の一部区間での歩道設置や高齢者への配慮が必要とされている点も強調された。それに対し、建設部長は「引き続き安全対策を進め、利用者との情報共有に努める」とアナウンスした。
さらに、木幡池の適正管理に関する議論も展開され、市の水質保全や管理に関して住民の要望が上がった。貝部長は、環境基準を遵守しながら水質調査の重要性を強調し継続して調査・改善に努める意向を示した。