令和4年12月定例会では、不登校児童生徒の支援や地域連携、公共交通、道路整備といった重要な議題が議論された。
まず、不登校児童生徒自立支援策として「Ujiふれあい教室」が紹介された。教室では、児童一人一人の将来の社会的自立を目指して多様な活動を行っている。教職員と地域の連携が重要で、今後も体制の充実を図る必要が求められている。これに対して、西川康史議員は、対象を小学校1年生や2年生まで広げることが重要ではないかと提案した。
次に、公共交通に関する議論もなされた。宇治市では、公共交通の接続率を高めるために様々な取り組みを行っている。行動制限中に拡幅工事が進められてきたが、運営方針も見直されている。特に高齢者が利用しやすいシステム構築への期待が込められている。
道路整備については、伊勢田地域の住所が密集していることから、拡幅の難しさが取り上げられた。線引きに苦労しながらも対応をしていく必要があることが強調された。一方で、地域貢献のために土地の寄附があった場合、適切な対応が求められる。
また、上下水道事業についても議論が行われ、老朽化に伴う問題点の指摘があった。この中で特に清水の供給に関する地域の持続可能性について、今後の対応策を求められた。
最後に、教育全般に亘る取り組みが確認された。特に、ディスレクシア等に代表される困難を持つ子供達が経験する課題や背景を理解することが重要視されている。学校としての周知体制や詳しい事情を親同士で共有する場作りなど、サポートの充実が求められている。
円滑な行政運営には、事業運営者、家庭、地域が一体となって進めることが大切であり、その体制を構築する必要があると、全体を通じて強調された。