令和元年9月2日、京田辺市議会にて第3回定例会が開催された。本会議では、上村市長から新たな条例や予算案、報告事項が一斉に審議に付され、議会の議論が活発に行われた。特に注目を集めたのは、来たる人口無償化に関する施策と、子育て支援の充実を図るための新たな条例案の提出である。
上村市長は、開会にあたって九州北部豪雨被災者への哀悼の意を表し、議員及び理事者に対しても健康管理への注意を促した。この中で、「私たちは市民の信頼に応えられるよう努めなければならない」と強調した。
議案の中には、京田辺市会計年度任用職員に関する条例の制定が含まれ、地方公務員法に基づく新しい職員制度への移行が議論された。上村市長はこの制度について、「効率的な行政運営を目指すものであり、今後の人事制度に大きな影響を与える」と説明した。
また、自治功労者の推薦について議論が続き、特にその評価基準や市民感情に配慮した議論が行われた。次田典子議員は、「ただ年数だけが基準になるのではなく、人物評価が必要だ」と強調し、ポジティブな議論を生むことを促した。
他にも、議案第34号の京田辺市経済環境政策の見直しや、議案第39号における市税条例の改正が提案され、議員からは様々な質疑があがり、特に高齢化や税収の見通しに関連する質問が集中した。これに対し、上村市長は「持続可能な社会の実現に向けて市民の支持が欠かせない」と答えた。
最後に、本定例会の締めくくりとして、最終日には報告された内容について慎重に審議し、意思決定を行うことが確認された。今回の定例会を通じて、市政の方針や今後の課題に対する整合性が求められ、市民の信頼を高める政策が期待される。