令和元年12月11日、四万十市議会において定例会が開催され、重要な議題が取り上げられた。
まず一般質問では、谷田道子議員が災害時の情報伝達方法について問及した。特に近年の記録的豪雨や台風について、町の防災対策の重要性が強調された。さらに、昨年の答弁と比較し、地域防災計画の整備状況についてさらなる情報提供が求められた。
次に、戸別受信機の整備に関する質疑が行われた。谷田議員は、整備費用が昨年の14億円から約3億3,000万円に圧縮されたことに触れ、その理由を岡本地震防災課長に尋ねた。課長は、設置台数が減少したためであり、財政負担を軽減するためにスマートフォンアプリの活用を提案した。市民側からは、設置による防災情報の伝達強化への期待が寄せられた。
また、在宅介護手当の支給についても質疑が行われ、支給要件や実際の支給人数が確認された。特に高齢者支援課長が述べたように、介護認定の手続きが重要であることが再確認された。
続いて国民健康保険の資格証問題についても議論された。川崎市民・人権課長が、名古屋市の事例を挙げ、国からの指導に従って特別な事情に基づき資格証発行を慎重に行う姿勢が示された。
最後に、西尾祐佐議員が文化複合施設の建設に関する質疑を行い、子供たちが集う場所の設置に関する検討が必要であると訴えた。市長は、子育て支援の重要性を再度強調し、子供たちの感性を育むことの意義を語った。