令和元年第3回いの町議会が9月2日、町議事堂で開会され、重要な議案が一括上程された。
この定例会では、町長や副町長の給料の減額に関する条例議案を中心に、合計35議案が提案された。特に、給料減額の理由として、偕楽荘での監査結果を受けた勧告が取り上げられた。町長・池田牧子氏は、「介護運営における管理体制の不備が確認された」と説明し、その改善に向けた取り組みを強調した。
議会運営委員会の委員長、池沢紀子氏は会期日程案の報告を行い、今議会ではいの町における教育・保育施設の運営に関する基準の改正を含む条例案も提案されている。合計7件の条例議案のほか、決算認定に関する議案が13件、補正予算議案が6件、その他の議案が9件提出された。
特に、偕楽荘の運営については、高知県の監査で指摘を受け、早急な対応が求められる中、町長は「改善計画を立て、その結果を次回の議会に報告する」と述べた。議会広報特別委員会は、次期議会だよりの編集スケジュールについても協議することが確認された。
この定例会は、9月17日までの16日間の会期で運営される予定であり、各議案に対する質疑や討論が行われる。今後のスケジュールとして、9月3日及び4日は合同審査が行われることが確認された。議案質疑は9月6日に行われる予定であり、一般質問通告書の提出期限は9月4日と設定されている。
このように、今定例会では多くの重要な議案が扱われ、特に給料の減額や偕楽荘の改善についての進捗が注目されている。議員たちは、これらの議案に対して真摯な議論を交わし、町の将来に影響を与える決定を下していくことが求められている。