令和元年第4回いの町臨時会が開催され、各議案が上程された。
開会時刻は14時1分、議長の高橋幸十郎氏が開会を宣言した。議会には6番の土居豊榮議員が欠席し、他の議員は出席した。日程には会議録署名議員の指名が含まれ、井上敏雄氏と森本節子氏が指定された。
会期については本臨時会は単日の開催とし、異議なく承認された。議案第103号から第106号までが一括上程され、町長の池田牧子氏が提案理由を説明した。特に、台風第18号による豪雨被害について詳細に報告された。具体的には、豪雨により町内で浸水被害が発生し、人的被害として軽傷者が出た他、住宅に床上・床下浸水が確認された。
議案第103号では、令和元年度一般会計補正予算の専決処分について、6,310万円の追加が求められた。これに対し、議員から質疑が行われ、特に災害復旧についての質問が存在した。7番の池沢紀子氏は、特定の地点での崩土除去について根本的な解決がなされていないのではないかと指摘した。
次に、議案第104号において、住民基本台帳施行令に伴う印鑑条例の改正が提案された。12番の山崎きよ氏は、選択的夫婦別姓に関する不満を表し、旧氏が住民票に記載されることに対する期待を述べた。最終的に議案は賛成多数で可決され、改正された。
議案第105号および第106号にも質疑が行われ、特に第105号では、入札の不調の経緯についての質問が挙がった。これも適切な答えが得られ、議案は承認された。
全ての議案が討論の後、可決され、会議は15時47分に閉会した。今議会での議案決定は、町の災害復旧と地域行政の重要な基盤となるものである。