令和元年9月2日、横須賀市議会で行われた定例議会では、上地克明市長が市政の進捗や観光施策について言及した。
上地市長は、自身の任期後半に向けた意気込みを示し、「海洋都市、音楽・スポーツ・エンターテイメント都市を目指す」という市のビジョンが実現に向かっていると述べた。観光施策としてのホテル誘致についても、「宿泊施設の不足が観光発展の阻害要因となっている」と指摘し、ホテル誘致の重要性を強調した。
さらに、田辺昭人議員からの質問に対し、上地市長はホテル誘致のインセンティブが大きな効果をもたらすとした。具体的には、「宿泊観光は地域経済を活性化させる」とし、観光収入の増加につながるとの見解を示した。また、フェリー新航路の開設についても、「地域の魅力を高める重要な施策であり、海を活用したまちづくりが進む」と述べた。
卓球に関する話題は注目を集めた。「卓球のまち横須賀」としてのブランド形成を提案し、小林伸行議員から具体的な施策が提案された。市長は、「卓球が身近なスポーツであり、市民の健康づくりにも貢献する」とし、積極的な展開を検討する意向を示した。
コミュニティセンターにおける予約問題についても議論が交わされた。この問題に対しては、現行の利用規約や料金体系を見直す必要性が指摘され、「不正予約の排除に向けた対応を強化する意義がある」と市長は認めた。
議会では、教育委員会からの報告もあり、教員の多忙化問題が取り上げられる中、具体的な対策として「横須賀スクールスマイルプラン」が策定され、学校の負担軽減策が進められているとの説明があった。