令和5年12月の横須賀市議会では、子どもや市民の健康を守るための重要な議論が行われた。
特にアスベストや土壌汚染物質の取り扱いに関する質問が目立つ。
市民の健康を守るため、アスベスト調査や補助金制度の導入を求める意見が多く、議員の大村洋子氏は、旧浦賀警察署の解体工事におけるアスベスト対応策について詳細な答弁を求めた。
上地克明市長は、解体工事前に既にアスベスト調査を行い、適切な対応が取られる旨を報告した。さらに、法改正に基づく周知活動を進め、人々に健康リスクをはらむ事前調査を周知する必要性を強調した。
次に、生活保護関連の質問も多く寄せられ、市民からの国への意見や助成金制度についても、議員たちの興味が集まった。生活保護利用世帯への適切なサポートが求められ、特に水道料金などに対する福祉的配慮が議論された。
一方で、自治体のハラスメント問題も議題となる中、大村氏は市役所内の職員に対するハラスメント防止対策を求めた。市は既にハラスメント相談窓口を設置しているが、さらに周知と改善策についての議論が必要との意見があった。
委員会における議案の検討も行われ、令和5年度の補正予算が提案された。この補正予算には、子育て支援や福祉施策に関連する経費が盛り込まれており、地域の特性を踏まえた支援策が期待されている。