令和2年3月定例議会において、議会制度検討会議が開催された。
この会議では、行政組織改正に伴う常任委員会所管部局の取り扱いが協議され、結果として市長室の所管常任委員会を総務常任委員会とすることが決定された。さらに、予算及び決算審査に関する理事者の説明についても議論が行われ、令和2年3月定例議会からは、事業の全てにわたって広く説明するのではなく、各部局の重要項目に絞った説明とする方針が定まり、執行部に対応を求めることとなった。
また、意見陳述が行われる請願・陳情審査において書記の朗読を省略する提案が採用され、受理した請願書及び陳情書の写しを市議会ホームページで公開することも決定された。この変更により、議会運営委員会の申し合わせ事項の改正案が今後策定される予定である。
そのほか、各会派から提出された提案課題についても検討が行われた。政務活動費の見直しにおいては、自家用車使用時の交通費の計上ルールを再設定し、ひと月あたり1万円を上限に給油代金の1/2を計上できる方針が示された。同時に、公共交通機関利用時の相当額を計上するルールは廃止される。
議会中継に関しては、録画中継の即日公開について昨年10月に承認された内容が維持され、字幕表示機能が無いことも確認された。委員会説明資料や予算決算説明資料については、資料のデータ提出が進められ、ホームページへの公開に関しては、作業負担を考慮し、当面は現状どおりの対応となる見通しである。今後も効率的な運営手法については研究が続けられる。最後に、次回の会議日程が2月21日午後2時からであることが確認された。