今回、令和5年6月定例会議が開催され、議題が次々と進行されている。
本会議では、議案76号、相模原市職員の特殊勤務手当に関する条例の改正が重要なポイントとなる。秋本仁総務委員会委員長は、その決定理由として新型コロナウイルス感染症が5類感染症に変更されたことを挙げ、特例継続の必要がなくなったと説明した。
特に、出席の議員からは職員のモチベーションへの影響が懸念されたが、最終的には出席委員全員の賛成により、議案は可決された。
次に、陳情第9号では、化学物質過敏症に関する問題が議題に上がったが、三須城太郎民生委員会委員長は、賛成意見がなかったとして不採択との報告を行った。この件に対し、委員からは医師の把握状況などについても質疑が行われた。
議案77号の個人の市民税控除対象となる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人に関する改正においても、鈴木秀成市民環境経済委員会委員長の報告に基づき、議案は全員の賛成により可決となった。これに関連して、寄附文化の醸成に向けた市の支援策についても様々な提案が行われ、広報などによる周知が重要視された。
さらに、建設委員会においても議案78号から82号までの改正がまとめて報告された。特に議案78号では、都市計画道路の変更に関する質疑が活発に行われ、事業者への周知と影響についての理解が求められた。
これらの議案は全て可決され、引き続き議案80号、市立谷口小学校の校舎増改築工事に関する請負契約についても、出席の議員全員の賛成により可決される見込みだ。さらに、陳情第10号の不採択が確認され、議会は進行中である。
最後に、市長の本村賢太郎氏は、今後の市政運営に直接取り入れていく意図を表明し、期待を寄せる意味でお礼の挨拶を述べた。夏祭りや花火大会が久しぶりに開催されることに対し、地域活性化の重要性についても言及した。