令和元年の相模原市議会で、様々なテーマが議論された。木もれびの森の保全や散策路の整備が注目され、市民との協働で自然環境を守りつつ、散策しやすい環境を提供していく意義が強調された。
トロント市との友好都市交流も挙がり、市民が交流を通じて多様な文化や産業を理解することが今後の相互利益にもつながると、市長の決意が表明された。今後、トロント市民への情報発信の充実を求める意見もあり、若者層へのSDGsの周知活動の重要性が指摘された。
一方、公共交通の課題、特にバス交通の充実について、元気な高齢化社会へ向けた施策が求められている。公共施設におけるトイレの洋式化は、利用者の意見を反映した上で進める必要があるとの回答があったが、まだまだその整備が十分とは言えないとの懸念が聞こえた。特に、トイレの洋式化については、利用者を考慮した上での早急な整備が望まれる。加えて、バス交通の改善に向けて市街地交通の見直しも急務であり、様々な対策が求められている。市長はこれらの課題に対し、真摯な姿勢で取り組む意向を示した。
基地問題では、返還を求める姿勢が維持されており、特にキャンプ座間におけるヘリコプターの騒音問題は未解決のままとなっている。市民からの情報を元に、国や米軍に対して改善を要請していく方針だ。
これらの議論を受けて、様々な課題に対して市がどのように具体化していくのか、その進捗が期待される。市長の答弁からは意欲が感じられ、今後の取り組みに注目が集まっている。