令和6年6月21日、綾瀬市議会において令和6年度一般会計補正予算(第3号)を含む12議案が審議された。
まず第44号議案の審査にあたり、総務教育常任委員長の齊藤慶吾氏は「財政調整基金6,232万3,000円を取り崩して一般会計に繰り入れ、令和5年度末の残高31億4,030万4,565円が約28億1,377万円になる」と報告した。一致した賛成により、本案は可決された。
次に、市民福祉常任委員会から提出された綾瀬市こどもドリームプレイウッズ条例や家庭的保育事業等に関する基準を定める条例も可決された。市民福祉常任委員長の石井麻理氏は、感染症対策でワクチン接種補助の自己負担額の見直しについて「現行維持とする」と述べた。さらに気になる部分への対応について、障害児通所支援事業所の支援についても触れた。
消防通信指令事務協議会に関しては、海老名市、座間市及び綾瀬市で協議が行われ、指令業務の円滑化に努める考えが示された。
特に注目されたのは、市の道路線に関する一連の議案である。経済建設常任委員会の武藤俊宏委員長は、「市道路線の廃止」や認定について、それぞれ問題点を確認し、本案の可決を推進した。
また、議員からは女性差別撤廃条約選択議定書の批准を求める請願が出され、市民環境部長の増田正氏は「国による十分な検討がなされる必要がある」と述べたが、請願は不採択となった。これには賛成意見と反対意見が入り混じり、極めて意見が分かれた。反対意見は、司法制度との関連に懸念が表明される結果となった。他方、支持者からは日本の男女間の賃金格差の現状が批判され、積極的な対応が求められた。
最終的に、議員対佐竹百里氏に関する謝罪と譴責を求める決議案が可決されたことが強調された。意見において、決議案を巡るやりとりでは、自らの行動に対して反省の意が見受けられたが、課題としては市民への明確な謝罪が模索され続けている。