令和3年9月2日、善通寺市議会の定例会が開催された。
この日は会期の決定が行われ、14日間の議会運営が決定された。議長の林野忠弘氏が「異議なし」との確認を得て、会期が確定した。
続いて、会議録の署名議員に大西智晴氏と長谷川義仁氏が指名された。
諸般の報告では、全国市議会議長会の活動についての報告があり、各種会議の概要が説明された。特に、各団体との意見交換や要望事項について議論がなされた。
市政報告においては、市長の平岡政典氏が新型コロナウイルス感染症に対する対策を説明した。ワクチン接種率について触れ、高齢者の1回目接種率は88.4%、2回目接種率は86.8%であり、64歳以下の接種率も徐々に上昇していると述べた。加えて、接種希望のあった学生への対応についても言及し、解消に向けた継続的な努力を表明した。
市政施策として、マイナンバーカードの普及促進事業についても説明があった。市独自の支援策として、商品券を提供し、交付率が33.1%から38.2%へと向上したことは特筆される。関連する取り組みを継続する意向も示された。
来年度の予算に関しては、一般会計補正予算(第3号)として、新型コロナウイルス対策の地方創生臨時交付金の活用が提案され、歳入歳出総額が172億6,700万円になる見込みだと説明した。
一方、各議案についての説明が行われた後、質疑が行われるも特に問題とする点は挙がらなかった。その後、全ての議案が委員会に付託され、今後の審査が求められる。
次回の議会は9月9日を予定しており、特別委員会が設置されることが確認された。市全体の方針と具体的な施策が引き続き議論される。