令和5年9月13日に開催された高松市議会では、重要な議題が複数上がった。市政にかかわる広報や地域支援の強化が議論された。
まず、高松市公式LINEの利用促進について、崎山美幸氏(自由民主党議員会)が提案した。彼女は、公式LINEを通じての情報提供の重要性を指摘し、登録者数の増加が市民にとって利便性を高める要素であるとの考えを示した。
「多くの市民にとって、令和の時代において情報発信の効率化は不可欠であり、公式LINEを活用した情報提供を進める必要があります」と述べる崎山氏に対し、総務局長の外村稔哉氏は、公式LINEの評価や登録者数増加に向けた取り組みの一環として、職員の広報マインドの醸成や地域団体との連携を進める方針を示した。
次に、シビックプライドについての議論が続いた。崎山氏は、「子供たちが地域の良さを発見し、誇りを持つことが未来のまちづくりに繋がる」と強調し、地域の魅力を積極的に発信する活動の重要性を訴えた。教育長の小柳和代氏は、現在行っている「高松プライドプロジェクト」について説明し、地域愛を育む内容であることを述べた。
さらに、たかまつ安心キットの利用促進についても言及があった。このキットは高齢者や障害者の安心を図るためのもので、地域での普及が進められている。崎山氏はその必要性を熱く語り、地域コミュニティとの連携によって更なる利用促進を求めた。
孤独・孤立支援に関する提案もあった。多田安寛健康福祉局長は、「地域のつながりを強めることが重要であり、ゲートキーパーの育成に努める」と述べ、孤独や孤立を防ぐための施策を進める考えを示した。
最後に障害者支援の分野では、安心して生活できる環境整備が求められた。各種付き添いや新たに必要な支援が増える中で、行政がしっかりと対応していくことが求められる。特に、地域の特性を活かした利便性向上について多くの議論が必要とされる。
これらの議論の中で高松市のさらなる発展に向けた施策は、市民生活の質の向上に寄与するものであると期待されている。実施内容は今後も見守られるだろう。