高松市は令和3年9月15日に開催された定例会で、当市の生活基盤となる住環境についてさまざまな議論を展開した。特に、住生活基本計画の策定が注目され、高齢者や子育て世帯にやさしい住まい環境を確保する施策を実施することが求められている。議会において、井上議員は現状の集約拠点の機能強化を求め、子供たちの安全な居住と快適な暮らしを確保するための施策を具体的に提示した。
また、エシカル消費の推進についても議論され、持続可能な開発目標(SDGs)が強調された。この取り組みの中で、どう市民にエシカル消費の理解を浸透させるかが課題とされており、他市の取り組みを参考にした条例制定や周知活動の検討が進められる見込みだ。
さらに、生活道路の安全対策についても重要性が語られ、井上議員は特に教育機関周辺の道路整備を急ぐべきだと訴えた。道路整備の現状と課題についても説明があり、その中で特に若年層の交通事故防止に向けた取り組みが強調された。市長は、生活道路の舗装修繕や交通安全施設の整備においてより一層の取り組みを進める意向を示した。
犯罪被害者等支援についても言及があり、条例施行後の具体的な支援策を盛り込む考えが述べられた。さらに、ゼロカーボンシティの実現に向けた再生可能エネルギーの導入戦略の策定も進められており、県との連携強化が図られる。これにより、市民が持続可能な社会の実現に寄与することが期待されている。本市は、さまざまな行政施策を通じて、市民生活をより良くするための努力を続ける姿勢を示した。