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輪島市議会、令和4年度新年度予算編成方針を骨格予算で提示

輪島市議会は令和3年12月14日、新年度予算を骨格予算として編成する方針を示した。新型コロナ対策や教育支援の強化も確認。
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令和3年12月14日、輪島市議会は第4回定例会を開催した。

会議では新年度予算編成方針が主な議題となった。市長の梶 文秋氏は、令和4年度の予算編成は「骨格予算」となる見込みを示した。これは、任期満了に伴う市長選挙が行われるため、通常とは異なる編成を進める思惑がある。

また、新型コロナウイルス感染症に関しても質疑が展開された。森 正樹議員が新型コロナウイルスの第6波に備えた予防策について言及。市営輪島病院のワクチン接種の進捗も重視され、接種率は65歳以上93.5%、12歳から15歳が74.5%との説明があった。市長はワクチンの三回目接種に関しても言及し、効果の持続に向けた接種が進むことを強調した。

次いで、マイナンバーカードについての質問があり、取得促進施策として地域振興券の交付や出張申請窓口の設置が行われてきたことが報告された。市の交付率は52%となっており、全国平均を上回る状況である。

さらに、教育面では高校魅力化プロジェクトの動向が取り上げられ、特に門前高校での新たな支援策やプロジェクトへの関心が寄せられた。市長は学生数が減少している現状を踏まえ、地域との連携を強化する意義を強調した。

また、合葬式墓所の条例制定についての議論も行われ、利用資格や管理方法など詳細な運用が求められた。市立輪島病院についても、成人病床の運用方針や経営状況に関する質問がなされ、患者数の変動にも触れられた。

さらに、全国学力テストの結果も市内教育現場の課題としてあがった。学力向上に向けた継続的な取り組みが求められている。市は教育と連携した応援策を強化する方針を確認した。

今回の市議会では、地域に密着した施策の重要性が再認識され、特に教育、経済、福祉を含めた市民生活への影響が一層の注目を集める結果となった。

議会開催日
議会名令和3年12月第4回輪島市議会定例会
議事録
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