令和4年第2回結城市議会定例会が開催され、様々な議題が取り上げられた。特に、地域住民の生活環境向上に関連した広報や子育て支援の施策についての質問が目立った。具体的には、議員の石川周三氏が現状の広報活動と巡回バスの利用状況、子育て支援사업計画の概要を問うた。
老朽化した旧市庁舎跡地の利用や、結城廃寺跡の保全に対する取組も議論された。土田構治議員は、旧庁舎跡地での活用方針について意見を求め、歴史資料館の設置に向けた新たな提案も行った。市長の小林栄氏は強調した。「歴史的資産を活かし、文化を育む町を目指したい。」
また、秋元勇人氏からは、行政改革大綱アクションプランに基づく職員の労務管理やワーク・ライフ・バランスの推進状況が問われ、これに対し総務部長の小野澤利光氏が進捗を報告した。特に、男性の育児休業取得率向上が重要視されている。職場の健康管理も含め、充実を図る姿勢が示された。
続いて、自主防災組織の設立促進とその活動状況について、地域コミュニティの強化が期待される中で、具体的な支援策や補助制度への言及があった。市民生活部長の増山智一氏は、結城市では現在47団体が自主防災組織を設立していると報告し、カバー率の増加を促進する考えを示した。
コロナ禍により学校教育への影響が懸念されるなかで、児童・生徒の学習状況は特に重要な議題として取り上げられた。教育部長の飯田和美氏は、結城市の学力診断の結果を元に対応の必要性を訴え、タブレット導入による学びの質向上への取り組みを強調した。
水田活用交付金の見直しについても議論がなされ、農業の収益性向上が求められた。生産調整を行う中で、農家への新たな支援策が必要とされており、今後の農業支援の取り組みにも言及された。