令和5年12月11日、高萩市議会定例会において一般質問が行われ、公園の管理状況や市内の通学路防犯灯の設置状況に関する議論が交わされた。
最初に、6番渡辺悦夫議員が市の管理する公園について質問。現在、高萩市が管理している公園は全67カ所で、内訳は都市公園が17カ所、団地造成後の公園が38カ所、児童公園が6カ所であることが明らかになった。特に、最近では春日町児童公園で遊ぶ子供たちの姿が増えており、周辺には不審者も見かけることから、防犯カメラの設置が重要であると強調された。
鈴木良之産業建設部長は、防犯カメラ設置に必要な費用について説明。都市公園に設置する場合、1台あたり約70万円が必要で、すべての公園に設置すると総額2210万円程度かかる見込みであると答えた。
次に、通学路の防犯灯設置についての質問もあり、大森壮一教育部長が説明。通学路の安全確保のため、合同点検が実施されており、今年度は約30カ所の注意箇所を確認したことが報告された。管理者としては、地域住民とも連携しながら適切な対策を講じていく重要性が指摘された。
さらに、関根川と竜子川の大雨による氾濫の被害についても深掘りされた。鈴木部長から、床上浸水180棟、床下浸水350棟、農地や学校への影響も報告され、今後の対策や復旧工事の進展が期待されるとの言及があった。
また、地域のスケートボードパークの設置についても関心が集まった。市長は、アウトドア活動の活性化を図るため、民間企業との連携を強化し、村内に魅力的なスピードを得る環境を整える方向性を示した。特に、リソースが乏しい中でどのように地域活性化を図るかが鍵になることが強調された。
このように、市内の防犯や安全、スケートボードスポーツの育成についての具体的な施策が引き続き議論されることとなった。多くの課題がある中、一つ一つの声を受け止めながら、市の施策を進めていく姿勢が伺える。