令和2年第4回潮来市議会定例会が開催され、議案第50号から議案第56号までの質疑が行われた。特に、潮来市一般会計補正予算の議案は議論の中心となった。
議案第52号、令和2年度潮来市一般会計補正予算では、今泉利拓議員が衛生費に関連する災害廃棄物処理費について質疑を行った。今泉議員は復旧工事の場所とその利活用について質問し、吉川秀樹環境課長が前川運動公園内の仮置場について説明した。工事完了後、広場としての用途が継続されることが確認された。
また、今泉議員は農林水産業費に関して、特に県単土地改良事業の内容について質疑した。前島正治農政課長は、水原地区にある揚水機場内での整備が行われると答えた。このように議案第52号は多岐にわたる質問が寄せられ、議員たちの関心が伺えた。
さらに、教育関連の質疑も目立った。延方小学校の駐車場整備工事に関して混乱が生じないよう、茂木衛学校教育課長が駐車場の具体的な位置と利用方法について丁寧に説明を行った。この駐車場は、送迎の旋回場所として活用予定であり、スムーズな運営が求められる。
議案第56号では、下水道事業会計補正予算が議題とされ、小沼豊上下水道課長が資本費平準化債の増額について詳細を説明した。議論の中で議員たちは、資本費の平準化や減価償却についての理解を深め、予算に対する認識を改める機会となった。
最後に、議長の笠間丈夫氏は、質疑を終了し、各議案を委員会に付託することを決定。さらなる詳細確認のため、次回の本会議は12月17日に予定されている。議員たちは今后の議案調査および常任委員会での慎重な審議に期待を寄せている。