令和3年12月22日に開催された潮来市議会の定例会が行われた。
本議会では、承認第6号から第10号と議案第50号から第54号の一括審議が行われ、承認された内容は給与条例の廃止や工事契約の変更に関するものであった。総務建設委員長の飯田幸弘氏は、給与に関する条例廃止の承認について質疑がなかったことを報告し、全会一致で可決されたと述べた。また、教育福祉経済委員長の兼平直紀氏も、一般会計補正予算について全会一致での可決を強調した。これによって、各種給与規程の見直し及び予算の方向性が定まった。
加えて、議案第55号として令和3年度潮来市一般会計補正予算(第11号)が提出された。市長公室長兼総務部長の額賀浩氏は、歳入歳出の予算とその配分の詳細を説明し、特に新型コロナウイルスワクチン接種に伴う補助金について触れた。対象者は3,900人であり、支給額は1人当たり5万円が確認された。この補正予算は、市民に対する現金給付として重要な役割を果たすとされている。
また、同意第5号に関しては、固定資産評価審査委員会の委員選任が行われ、議案は原案の通り可決される予定である。市長の原浩道氏は選任理由を説明し、適切な人事運営が図られることを期待している。これらの決議は、潮来市が効率的かつ透明性の高い行政運営を継続するために不可欠である。
最後に、閉会中の継続審査及び調査申出書についても議論が行われ、異議なく承認された。市議会は、市民の期待に応えるべく、これからの施策を着実に進めていく姿勢を示している。議長の笠間丈夫氏は、これまでの厳格な審議に感謝の意を表し、定例会の閉会を宣言した。