令和元年12月4日、大子町役場にて定例会が開催され、議題に沿って重要事項が審議された。
議長の大森勝夫氏は開会を宣言し、出席議員15名を確認した。ここでは、地方自治法第121条に基づき、町長、副町長、教育長などの関係者も出席していることが報告された。
日程第1においては、会議録署名議員として菊池富也氏と吉成好信氏が指名された。続く日程第2では、会期の決定が行われ、12月4日から12日までの9日間とすることが異議なく認められた。議長は、各日のスケジュールについても説明を行い、一般質問や逐条審議について明確にした。
さらに、町長の高梨哲彦氏が提出した議案に関する説明が行われ、議案は合計13件であった。この中には、専決処分の承認5件、新規制定条例2件、一部改正条例2件、人事案件1件及び補正予算3件が含まれる。
特に、議案第97号では、台風第19号による災害被害者に対する税の減免を目的とした条例が提案された。高梨町長は、この条例の重要性を強調し、被災者の負担軽減を図ることが目的であると述べた。
また、議案第98号と第99号には、豚コレラ感染防止対策の補助事業や災害復旧に関する補正予算が含まれ、合計3件の補正予算案も承認を求めた。これらの補正は、歳入歳出それぞれが114億8,483万9,000円に達するとの見込みが示された。
さらに、議案第104号では、地方公務員法の改正に伴う条例の整備が議題として取り上げられた。これにより、非常勤職員の任用制度の明確化が進むことが期待されている。その後、議論が活発に行われ、議長は出席者に説明漏れがないかを確認した。
高梨町長による提出議案の説明はすべて終了した後、議長は全ての日程が終了したことを確認し、散会を宣告した。会議は午前10時から44分間にわたり行われ、多くの重要事項が審議されたことが特徴的である。