令和3年6月4日、筑西市議会では定例会が開催され、一般質問が行われた。議員たちは地域課題や施策について市長や教育部長などの回答を求めた。
あいさつでは、議長の増渕慎治氏が出席を確認し、会議を開始した。鈴木議員は、ワクチン接種の進捗状況について質問を行った。平間雅人保健福祉部長は、対応状況について言及し、コールセンターの設置状況や接種の流れについて説明した。特に、70歳代以上の予約が進む中で、来月以降の接種についての課題に触れ、希望者が殺到することへの懸念を示した。
さらには、今後の子育て支援政策についても言及された。岡本はるみこども部長は、認定こども園と保育園の状況について報告。市内には23の認定こども園と3つの保育園があるが、待機児童の問題もあると認識されている。特に特別支援を必要とする児童の入園に関して、保護者の意見を反映させる必要性が強調された。
また、板谷波山誕生150年記念事業について関心が寄せられた。古幡成志教育部長は、今年度の予算規模を説明し、このイベントが筑西市の魅力を広める効果が期待されると述べた。一方、花火大会の開催についても質問がなされており、伊坂保宏経済部長は新たな風物詩として位置付け、地域活性化への寄与を表明した。
質疑応答の中で、悪臭対策についての関心も高かった。市民からの苦情を受け、事業者との協力が不可欠であり、環境改善に向けた施策が求められている。市側は、住民の皆さんの声を丁寧に受け止めていく姿勢を示した。
今回の定例会では、筑西市の未来に必要な施策や課題について、活発な議論が行われた。市長は引き続き、地域の発展と市民の生活向上に向けた取り組みを進めることを表明し、議員との協力体制を強化する意向を示した。