令和3年3月18日、筑西市議会第1回定例会が開催された。議題には補欠選挙と多数の議案が含まれ、注目を集めた。
議会運営委員会委員長の榎戸甲子夫氏は、まず筑西広域市町村圏事務組合議会議員の補欠選挙が行われることを報告した。同議員の辞職に伴い、藤澤和成氏が指名され、議会の承認を得て当選した。
続いて、議案が一括上程され、29の議案が紹介された。総務企画委員会委員長の津田修氏は、令和2年度の補正予算や条例改正案について説明した。具体的には、筑西市の職員の給与関係条例や介護保険条例の改正も含まれており、すべての議案は全会一致で可決された。
特に、筑西市の多様なニーズに即した予算案や条例改正について、参加議員からは支持の声が多くあがり、市民生活の向上が期待されている。
また、請願第1号「ＪＲ水戸線ワンマン化に伴う安全対策の実施に関する要望決議」が採択されるなど、公共交通の安全確保についても議論が行われている。議員提案に基づき、より明確な基準が求められる内容であり、今後の進展が注意される。
一方、討論では、新型コロナウイルスの影響を受けた市民生活の問題が指摘され、石嶋巌氏が反対討論を通じて市政へのナイーブなアプローチを求めた。彼は「市民の健康を守るために、具体的な行動が必要」と強調し、コロナ対策や経済政策に対するさらなる支援を呼びかけた。
最後に、市議会は全ての案件を議決し、令和3年度の主要予算案や市民生活向上に寄与する条例改正が承認された。この結果、より良い筑西市の実現が期待されている。関連する取り組みについては、今後も市議会で注視される。