令和4年12月23日、三田市議会は第369回定例会を開催し、様々な議案が審議された。特に、補正予算関連の議題が多く市民の関心を集めている。
この日、議案第63号「令和4年度三田市一般会計補正予算(第8号)」が承認された。また、議案第73号と第74号も可決され、これにより市民病院の再編統合に向けた準備が進むこととなった。議論の中では、市民からの理解を得る重要性が強調された。
教育委員会の人事案件も注目された。森哲男市長が提案した議案第75号が可決され、三木尚美氏の再任が承認された。市長は「基本的な方策の策定が進行中であり、地域医療の充実を図るためにこの任命が重要である」と述べた。
消防指令業務の共同運用を巡り、議案第68号には賛否が分かれた。長尾明憲議員は消防指令の広域化に対し、「地域特有の事情を考慮すべきで、熟考が必要だ」と懸念を表明した。一方で、福田佳則議員は「経費削減や効率化の面から必要である」と支持する意見を述べた。
兵庫県内のコロナ禍への取り組みにも言及され、市民の安全・安心を守るための具体策が求められている。市議会では様々な意見が出され、全議案が可決された後、閉会の運びとなった。市長も会議の終わりに「この結果を基に市政を継続していく」と強調した。
今後、三田市における医療や防災施策が進展することが期待されている。また、議会運営の透明性を高め、市民と共に進む姿勢を一層醸成することが求められている。