令和2年度の川西市当初予算についての協議が行われた。
会議は、令和2年2月12日に開かれ、市長の越田謙治郎氏が予算の概要を説明した。
市長は、「川西を変えるためにこの場所に立っている」との決意を表明。
予算編成に対し市民との連携を重視し、新しい川西モデルの構築を目指すと述べた。
具体的には、士気を高めるため、四つの戦略を掲げた第2次川西市総合戦略が始まる。
「暮らし」「安全安心」「生きがい」に対する施策を挙げ、特に公共交通の改善に力を入れる。
オールドニュータウンの課題解決や、市民からの要望に応じた取り組みが強調された。
具体的な予算は559億円で、特別会計は340億円を超え、企業会計は196億円となる。
一般会計は前年度比0.2%減少。市長は、市民の幸福を追求し、将来の安心した生活を提供することが求められると指摘した。
特に民生費や生活支援、教育関連の支出が増加するが、財政基盤は厳しいと認めた。
また、経済活性化施策についても意見が交わされ、地方創生総合戦略の重要性が示された。
市全体のバランスを考慮し、限られた財源を最大限に活かす施策が求められている。
会議内では、地方交付税の影響や、財政収支をどう均衡させるかの問いが挙がり、財政再建に向けた議論が行われた。
市民との対話を重視し、多様な声を政策に反映させていく姿勢が確認され、閉会となった。