令和5年第5回稚内市議会の定例会が開催され、様々な議題について議論が交わされた。
特に注目を集めたのは、市政に関する一般質問であり、川崎真哉議員が提起した内容が大きな反響を呼ぶ。
川崎議員は、教育やスポーツ、観光施策に関する現状と今後の計画について質問を行った。特に小・中学校施設の現状と、老朽化問題に着目し、その改善が急務であると強調した。
川崎真哉議員は、新たに建設予定の稚内中学校の工事が始まったことを評価しつつも、その他の学校施設においても同様の問題が存在すると指摘した。「稚内も人口減少が進み、学校施設の安全性を確保するために、早急な対応が求められる」と述べ、教育環境の向上を訴えた。
また、観光施策に関しても質問があった。工藤市長は、観光産業が地域経済に与える影響を強調した。その中で、令和4年度の観光入り込み客数は44万8,600人となり、経済効果額は約347億円に達する見込みであると報告した。観光施策の充実は、今後の重要なテーマと指定し、観光業の活性化に期待を寄せた。
さらに、病院問題についても質問がなされ、工藤市長は、市立稚内病院の機能強化に取り組む方針を明らかにした。「地域医療を確保するために、患者のニーズに合わせた変化が必要である」との考えを示し、効果的な医療サービスの提供を目指していることを強調した。
このように、様々な議題が店舗される稚内市議会において、議員たちは市民の声をしっかりと反映させるべく活発に意見を交わし、議論を深めている。これからも市民の生活向上に向けた取り組みが展開されることが期待される。