令和3年6月9日の令和3年日高町議会6月会議では、議会運営に関する重要な事項が議論された。
まず、議長の指名により会議録署名議員に真壁悦夫氏と互野利夫氏が選出された。続いて、さまざまな報告が行われ、特に行政報告では新型コロナウイルスに対する町の対策が主に語られた。町長の大鷹千秋氏は、町全体の感染症の現状とワクチン接種の進捗について詳細を述べ、65歳以上で約60%が1回目の接種を終え、今月中に全員対象者の接種を完了する予定だと強調した。
加えて、日高町では新型コロナワクチンの接種券が発行され、全ての接種希望者が予約できる環境整備に努めていると説明された。町内でのワクチン接種に関する不安な声も多く、「国の指導に基づく施策を進めていく」との方針が示された。
さらに、梅木聡君からは富川地区の水道の濁り水問題に関する質疑があり、関係者からは濁り水発生の経緯とその後の周知方法について反省点が挙げられた。
一方で、町の未来を担う教育についても注目された。互野利夫君は義務教育学校の設立や生徒数の動向について質問。教育委員会からは、「空き教室の活用」により教育環境の維持に努める意向も伝えられた。現在は全体的な教育方針の見直し時期であり、これを機に更なる学びの拡充を図っていく考えである。
現在、日高町全体が抱える課題として、新型コロナウイルス感染症に伴う社会経済的問題がある。高齢世帯への生活支援補助金、企業支援などが求められており、持続可能な開発目標(SDGs)を踏まえた施策が期待される。本議会での討議を通じ、住民の声を大切にしながら今後も前向きな政策を展開していく必要がある。