令和3年3月29日、日高町議会において重要な補正予算案件が審議された。
この日は、令和2年度及び令和3年度の一般会計や特別会計に関する予算補正が中心となった。議議案件の中でも、新型コロナウイルス感染症対策に関連する内容が目立ち、町の経済活動に与える影響が念頭に置かれていた。
議案第1号では、令和2年度一般会計補正予算が提案され、新型コロナウイルス感染症対策関連の経費を含む1億7,504万2,000円の追加が盛り込まれていると説明された。企画財政課長の戸川貴教氏は、この補正により町の活動がどう時間を考慮したかについて述べた。
また、議案第2号では介護保険事業特別会計の補正予算が提出され、日本全体に影響を及ぼす介護報酬の改定に伴う費用が増加したことが指摘された。保険年金課長の井上義生氏がこの点を説明する場面も見受けられた。全議案において、支出の適正化と国の指導が強調される議論が交わされた。
続いて、令和3年度一般会計補正予算(第1号)が説明された。この議案は新たに富川国民健康保険診療所の医師を新規採用したことによる特別会計からの繰出金増を反映している。総額1,194万7,000円が当該予算として見込まれ、重要な経費移動が提案されたと伝えられた。
最後の議案第5号では、非常勤医師の報酬削減に伴う補正が扱われ、診療所での専門職の確保が今後派生する課題であると述べられた。議会では、町民にとって医療の安定性が不可欠であることが再確認された。
質疑応答では、議員たちから複数の具体的な質問が出され、それぞれの背景にある疑問について内容の詳しい答弁がなされた。議長の西尾英俊氏は議案を可決し、議会は休会に入る運びとなった。