令和4年6月10日、みどり市議会での定例会が開催された。議会では市内の様々な施策が議論され、その中でも特に西鹿田グリーンパーク整備計画と岩宿駅を核としたまちづくりが注目されている。
最初に、西鹿田グリーンパーク整備計画についての議論がなされた。都市建設部長の正田昌之氏によると、最初の計画は平成27年に始まり、長年にわたる地元説明会を経て、時期をずらしてようやく今月、造成工事に入る予定であるという。完成予定は、これまでの仕様から中断したため、約3年を見込んでいると述べた。多くの地元住民が関心を寄せており、安全管理や交通管理に対して不安の声が上がっている。阿左美守議員もこれに対して強い関心を示し、周辺道路の安全対策や騒音に対する配慮を求めた。
次に、岩宿駅周辺の整備について議論がなされる。この計画は、公共交通機関を利用する市民にとって、医療や商業施設などの生活サービスにアクセスする重要な拠点となる。都市建設部長の正田昌之氏は、岩宿駅駅周辺は様々な施設が集積され、この地域の将来に大きく影響を与えるエリアであると強調した。市長は、快速交通の整備や地域活性化の設計に関して地元の意見を重視する考えを示した。
また、英語教育についても重要な議題となった。教育部長の川俣一広氏は、みどり市では英語教育の強化を図り、特にあずま小中学校では子供の英語力向上への取り組みを続けていると報告した。英検受験への支援なども視野に入れ、教育施策の見直しを検討しているようだ。可視化された活動は市内で明るい兆しを見せており、地域の未来を担う子供たちの英語力も高まるだろう。
このように、今回の議会では市民からの多様な視点が取り入れられ、新たな公園整備のみならず、駅周辺の活性化、教育施策に至るまで、市が今後どのように過疎地域を乗り越えていくか、期待が寄せられている。特に、協働の理念を基盤にした地域の活性化が、今後の大きなテーマとなっていくに違いない。