令和2年第4回中津川市議会定例会が8月27日に開会した。
議事では、リニア中央新幹線対策特別委員会の中間報告が重要な議題の一つとして扱われた。委員長の勝 彰氏は、リニア工事の進捗状況や市道の整備状況について詳しく報告した。特にリニア岐阜駅周辺の土地区画整理事業が進行中であり、今後の期待が示された。
また、同委員長は新設された進入道路を通じての残土埋立て地の利用についても言及した。この土地の有効活用に対して市及び議会は考慮する必要があると強調されている。進捗状況を確認した委員たちからは、地域住民に十分な情報を提供すべきとの声が上がった。
選挙管理委員会委員及び補充員の選挙も議題に上がり、選考委員によって選任された候補者が提案された。特に、選考委員長の木下 律子氏の報告により、全会一致で当選が承認された。
その後、専決処分の承認および多くの条例改正案が提案され、中津川市の行政手続きに関する法律の改正や、税条例の変更についての説明がなされた。これにより、ひとり親家庭への配慮を強化する内容や、新型コロナウイルス感染症に伴う緊急対応策が盛り込まれた。
会議の最後には、請願書への対応が行われ、新型コロナウイルスによる経済危機への意見書が全会一致で可決された。特に、地方財政の急激な悪化に対して明確な対策を講じる必要があるとし、国に対して地方税財源の確保を求める意見書が提出されることとなった。