令和元年第3回中津川市議会が開催され、様々な市政についての質問が行われた。特に、新斎場建設の遅れや豚コレラ、リニア新幹線の影響に加えて、市民病院と坂下診療所の医療体制についての指摘が相次ぎ、地域住民の関心を集めた。
最初に、島崎保人氏が提起した新斎場建設について、遅延の原因や進捗状況が質疑され、現在候補地選定の調整が行われていることが報告された。市民福祉部長・坪井 透氏は、地元理解を最優先とし、新しい斎場が短時間で火葬が可能な快適な施設になることを強調した。
次に、木下律子氏が豚コレラの影響について取り上げ、農林部長・田口茂和氏が県内の状況や養豚農家への支援策を説明した。この問題は特に地域農業の健全性に影響を与えており、具体的な防疫対策が求められている。
また、牛田敬一氏は若者の地元定着について言及し、高校生や大学生への就職支援を強化する必要性を訴えた。市は、観光振興や外国人労働者への支援の重要性を再確認し、観光資源を生かした取り組みを行っている。
さらに、田口文数氏が子どもの上履きについて質問し、靴の選び方や健康面での配慮の重要性を指摘した。教育委員会事務局長・小関智幸氏は、学校での上履きの指定状況や健康診断の取り組みについて説明し、改善の余地があると認めた。
最後に、多様な人々が快適に生活できるよう、地域とのコミュニケーションを重視し、医療や福祉の充実を図る方向で市政が進むことが期待される。この議会では、市民との連携による課題解決への取り組みが、議員からも強く求められた。