令和5年6月12日、志免町議会では第4回定例会が開催され、住民生活に関わる多くの重要案件が議論されました。
最も注目されたのは、町長選挙に関する公約の具体的な実施内容です。丸山真智子議員は、世利良末町長のスローガン「志免町の更なる飛躍を!」に対し、具体的な行動計画の提示を求めました。二期目に入った世利町長は、これまでの実績を振り返りつつ、今後の志免町の発展に向けた取り組みを強調しました。
さらに、小森弘美議員は地域防災力の必要性について、地域防災計画の普及、そして防災リーダー育成の取り組みを挙げました。町長は、防災士育成の現状を示しながら、自主防災組織の活動強化を支持しました。また、教育面ではコミュニティ・スクールの重要性が再確認されました。地域と学校両方が協働しあい、責任を担うべきとの認識が示されました。
アピアランスケア支援事業の進捗も話題となり、がん患者に対するサポートの重要性が語られました。松田健康課長が具体的な利用者数を報告する中で、円形脱毛症患者への支援についても議論が交わされました。
また、投票率向上のための様々な施策も提案されました。稲永議員は、地域における若者の投票率向上が急務であると訴え、例えば新たな割引施策や地域集会の活用について提案しました。それに対し町長は、行政としての責任を感じており、議員との連携を強調しました。
最後に、町民との対話を促進するため、町長自ら地域活動に参加することの重要性についても議論されました。複合的かつ一貫した取り組みにより、志免町の未来を築くことが期待されています。全体として、議員たちの意見は、特に教育や防災、地域の声を取り入れた町行政の重要性を強調する内容で統一されていました。