令和元年第2回那珂川市議会臨時会が、令和元年5月29日に開かれました。
市内の議員17人が出席し、会議は円滑に進行しました。
議事日程に従い、まずは会議録署名議員の指名が行われ、上野 彰議員と原口 憲雄議員が選ばれました。
続いて会期の決定が行われ、本臨時会の会期は1日とされました。
その後、議案第67号から議案第76号までが一括上程され、提案理由の説明が行われました。
市長の武末 茂喜氏は、全10件の議案について詳細な説明を行いました。
議案の中でも特に国民健康保険税率の引き上げが議論を呼びました。
市民生活部長の江頭 哲次氏は、過去10年間の課税限度額引き上げの回数と総額について説明し、
「基礎課税分は引き上げ回数が6回で14万円増額」と述べました。
この変更が108世帯に影響を及ぼす見込みであることも明らかにされました。
一方で、議案第68号に対して日本共産党を代表して平山 ひとみ議員が反対討論を行いました。
平山議員は、この引き上げが低所得者に与える影響を懸念し、住民負担が増すことへの異議を唱えました。
「住民負担増を専決でするべきではない」と強調し、
今後の政策に対して財政のさらなる投入を求めました。
一方で各議案は賛成多数で可決され、特に工事請負契約に関する議案第76号は、那珂川中学校の改良工事に関する重要な内容が含まれています。
工事契約は1億6,308万円で、西部建設株式会社が受注し、10月31日までに完了する予定です。
午後11時1分、全日程の議事が終了し、臨時会は閉会しました。