令和2年9月11日、東温市議会は第4号会議録をもとに定例会を開催した。出席議員は14名で、主要な議題として教育委員会点検・評価報告があり、伊藤隆志議員が質疑を行った。
伊藤議員は、学校施設の長寿命化計画について質問。橋本武学校教育課長は「施設ごとの個別計画は公開されていない」と応答。また、予算執行における評価についても、「教職員の研修費用として計上された額は7,000円だが、成果には疑問が残る」と述べた。
特に、いじめに関する基本方針の具体性について、伊藤議員は「昨年度の不登校児童数の増加に関連し、いじめ防止策の見直しが必要」と強調した。これに対し、教育長の池川仁志氏は「基本方針は国や県の動向を踏まえ、必要に応じて検討している」と答えた。
さらに、放課後児童クラブと地域文化の支援に関する質疑もあった。北吉井のあおい組に関して松末博年議員が支援員数の少なさを指摘し、支援体制に問題がないかを問うと、山本健吾保育幼稚園課長は「国の基準に則り、配置は適切」と答弁した。
スポーツ活動に関しても議論が交わされ、河端徳明生涯学習課長は「地域のスポーツクラブへの支援を強化する方針を示し、事業実施の困難を認識している」と述べた。
さらに、今回の定例会では令和元年度の一般会計歳入歳出決算に関する認定が行われ、認定第1号から第7号に至る決算審査特別委員会の設置も決定された。議会はこれらの議題を受けて、異議なしで進行し、円滑な議論を展開した。また、次回会議は今月30日午前9時30分からの予定であることも報告された。