令和4年6月16日に開催された東温市議会の定例会では、定足数が確認され、議事が始まった。
本日は、まず会議録署名議員の指名が行われ、近藤千枝美議員と安井浩二議員が選ばれた。続いて、一般質問が行われ、数名の議員が活発に意見を交わした。
最初の質問は松末博年議員からのもので、地域のにぎわいを創出する「かわまちづくり」について触れた。松末議員は、重信川を生かした地域活性化の計画について詳細を求めた。市の担当者は、サイクリングロードの整備やリバースポットの指定について言及し、イベントの開催に向けた取り組みが進行中であることを説明した。また、今後も地域との連携を図り、観光資源の管理について意識して取り組む姿勢を示した。
次に亀田尚之議員は農業の現状について問いただした。特に、中山間地域の支援策について関心が寄せられた。亀田議員は、農業従事者の高齢化に触れ、若手農業者の確保の重要性を強調した。市側は、地域の特性を生かした新規就農者支援や、農業の地域計画見直しが進められることを約束した。
また、丸山稔議員は環境教育とカーボンニュートラルの実現に向けた「エコスクール・プラス」の活用を提起した。これに対し、市の教育長は、環境に配慮した施設の整備や、教育現場での周知を重点的に進めていることを報告した。さらに、電子図書館の導入についても質問があり、課長は著作権やコスト面での課題を挙げ、慎重に検討していく意向を示した。
なお、子供たちの安全な登下校を確保する取り組みについては、地域住民やボランティアとの連携を強化し、危険箇所の改善を進める方針が確認された。本市では、見守り活動を通じて、児童の安全を守る重要性が再確認された。各地区の通学路については、注意深い点検が行われ、今後も適切なフォローを続けていくことが求められた。