令和元年第2回四国中央市議会定例会が行われ、議題として放課後児童クラブ、保育園、ICT環境整備、浄水場更新等が取り上げられた。
一般質問では、児童クラブにおける受け入れ制限について、特に支援員の不足が深刻な問題とされた。山川和孝議員は、放課後児童クラブの待機児童状況を指摘し、157名が受け入れできていないと述べた。坂上秀樹副市長によると、965名の申し込みに対し115名が必要だったが、実際には62名しか確保できなかったため、上級生の受け入れを制限することに至った。
また、放課後子ども教室の導入が議論された。吉原敦議員が、子ども教室の運営体制や地域住民との連携の必要性を強調した。さらに、新居浜市のような先進例を参考にしながらの国家的プランの進行も必要だと強調した。
保育園入園についても議論され、待機はないと市は説明する一方で、実質的には希望園に入れない"隠れ待機児童"が存在することが問題視された。藤田泰こども課長は、待機児童の定義を再確認し、今後もニーズの把握に努めると述べた。
ICT環境については、石川正広教育管理部長が具体的な導入状況について説明し、電子黒板の設置や無線LANの導入を進めていると語った。中田井浄水場更新について、篠原市長が工事の進捗を報告し、遅れの理由を説明した。
さらに、投票率の向上や選挙公報の導入についても意見が交わされ、市民にとって分かりやすい選挙が求められていることが明らかとなった。これにより、選挙に関する情報提供が重要であることが確認され、新たな施策の検討が期待される。