令和4年10月25日に伊予市議会が臨時会を開催した。
議題には、文化交流センターの指定管理者の指定についてと一般会計補正予算案が含まれた。
特に、議案第56号の指定管理者に関する質疑が活発となった。
武智邦典市長が挨拶し、新たに指定管理者として選定される事業者についての提案理由を説明した。「Fun Space(ファンスペース)株式会社に対し、当初から市民の声を反映するよう求めた」と強調した。
これに対し、議員からは「直営から民間に任せることによって、具体的な提案や新たなサービスが期待できるのか」との疑問が呈された。
教育委員会事務局長の岡市裕二氏は、ファンスペース社が抱える計画の中で、地域のアーティストとの連携、コンサートの開催、災害時の避難訓練が組み込まれることを明示した。
市民大学の開講も促進され、地域活性化に寄与するビジョンが描かれている。
また、議案第57号として提出された一般会計補正予算案では、生活困窮者支援のための給付金支給が含まれた。
森川建司議員は畜産への補助内容について具体的な金額に言及し、議会では今回の補正が必要であるとの合意を得た。
市長は、「市民の声を大切にした施策展開をしていきたい」と述べ、円滑な運営へ向けた協力を呼びかけた。
議会の審議を経て、両議案とも全会一致で可決した。
この結果、市民参加型の諸施策が今後展開されることへ期待が寄せられている。