令和6年9月25日、四街道市議会で第3回定例会が開かれ、各議案の審議が行われた。
出席したのは20名の議員であり、定足数が満たされ本会議は成立した。議事では、議案第1号から第17号まで、さらには陳情第4号と第5号について、総括審議が行われた。議案における主な内容は、市水道料金の改定に関する議案第4号が105%の引き上げを提案し、関心を集めた。
水道事業給水条例の一部改正について、議案第4号が審議される中、市民からは反対意見が相次いだ。反対討論に立った阿部 百合子議員は、「市民生活が厳しい中、水道料金の大幅な引き上げは理解できない」と強調した。また、ふじわら ちかこ議員も「急激な料金引き上げが生活に打撃を与える」と述べ、議案には配慮が不足していると指摘した。市側からは、老朽化した水道管の取替え放置による安全リスクを考慮して値上げが避けられないとの説明があったが、市民の理解が得られているかは疑問に残る。
次に、議案第2号から議案第3号は可決され、議案第7号の一般会計補正予算に関しては、コミュニティに関する経費が追加され、議案第8号及び議案第9号の特別会計補正予算については質疑は行われなかった。
続いて、教育民生常任委員会の報告に対する質疑も行われ、不採択となった陳情第4号については、給食費の完全無償化に関し厳しい経済状況を訴える声が集まった。この件においては「無償化を求める意見書提出には慎重な考慮が必要」との意見があった。
最終に、議案第18号の教育委員会委員の任命については、全員一致で同意された。市長の挨拶では、議会の歴史を振り返り、新庁舎への移転に向けた重要な一歩であると強調され、協力が求められた。