令和3年12月22日、八千代市議会の第4回定例会が開催された。
議事は総括審議、追加議案の審議、発議案の審議の3本立てで進行した。 特に注目を集めたのは、令和3年度八千代市一般会計補正予算(第11号)と(第12号)である。
両補正予算とも、新型コロナウイルスの影響を受けた市民生活支援と、ワクチン接種体制の確保を目的としたものである。
服部友則市長は、一般会計補正予算第11号の提案にあたり、"新型コロナウイルスワクチン接種の3回目接種を速やかに実施するためには、必要な財源が確保されるべきである"と強調した。
この補正では、歳入と歳出それぞれに9億3,041万9,000円を追加し、補正後の合計額を650億1,273万8,000円とすることが報告された。
特に、接種体制確保に必要な経費の増額が重要視されており、質疑では"予約時期の調整などの改善が求められる"といった意見も提出された。
一方、一般会計補正予算第12号では、子育て世帯への臨時特別給付金が追加され、支給方法を現金一括に変更することが提案された。
この変更に際し、市民への通知のスケジュールや、給付対象世帯の把握方法についても質疑が行われた。 "児童手当受給世帯には早急に通知を行い、後の給付金変更分についても迅速に発送する計画です"と福祉常任委員長、成田忠志氏は答弁した。
続いて議案のいくつかが審議され、総務常任委員会から提出された補正予算が、ほぼ全て賛成多数で可決された。
特に議案第6号の一般会計補正予算第9号では、高津南保育園と新たな支所の設置に伴う費用が含まれており、今後の地域服務向上に寄与する見込みだ。
根本的には新型コロナ対策と子育て支援が主要な議題として取り扱われ、議員たちは市民の声を反映し、適切な予算執行を目指したと言えよう。
追加議案や発議案の場でも、棄権及び反対の意見があり、多様な視点からの討議が施された。議会は市民の生活向上に取り組んでいる。主な議案や請願の採決は、賛成者多数で可決される一方で、請願第8号の「選択的夫婦別姓制度の導入を国に求める意見書」の提出に関しては不採択となった。