令和2年9月11日、浦安市議会において定例会が開催された。議案第3号の訂正が紹介され、内田悦嗣市長が補正予算における誤記について説明し、議案の訂正が審議された。この中で特に重要なポイントは、美浜公民館の大規模改修が含まれる点である。さらに、財務部長の高橋豊文氏が補正予算の詳細について補足説明を行い、議案承認を受けることに成功した。
続いて、日程第2として、議案第1号から第15号並びに認定第1号に関する会派代表の質疑が行われた。自由民主党・無所属クラブの斉藤哲議員は、舞浜地区雨水貯留管整備事業の負担分や住宅確保給付金支給事業の状況について質問した。その中で、新型コロナウイルスの影響を受けた市税の減収についても触れ、財政運営の厳しさが伺えた。
特に、市税収入に関しては、観光業を中心とする地域経済の影響が顕著であるとされ、内田市長は解決策として新たな歳入の確保を強調した。今後の財政運営に危機感を抱く発言が相次いだ。教育長の鈴木忠吉氏は、情報教育推進事業の進捗状況について述べ、GIGAスクール構想の一環としてオンライン授業の環境整備が進むことを説明した。
また、ウィズコロナ時代の教育改革として、影山純二氏が教育委員会委員に任命され、彼の専門的見識が浦安の教育に貢献することへの期待が述べられた。今回の会議では、新型コロナ感染症対策が議論され、市長は市民の安全を優先しながら、必要な事業を継続する方針を示した。全体として、議会は厳しい財政状況の中で市民サービスを維持するための努力を続ける意義を確かにした一日であった。