令和5年第2回富里市議会定例会が3月14日に開催され、重要な議案が審議された。
今回の会議では、令和5年度一般会計予算に関する議案第1号から第21号までが審議され、最終的には全て可決された。議案第1号、令和5年度富里市一般会計予算は総額159億7,300万円、前年対比で0.3パーセントの微増で、主な歳入は市税が64億6,394万8,000円、前年対比で4.6パーセントの増加を見込むことが伝えられた。最終的に、この予算は賛成多数により可決され、施策実行に向けた期待が高まっている。
また、令和5年度富里市一般会計補正予算(第1号)が提案され、接種体制の充実を目的とした新型コロナウイルスワクチン接種の予算として約3億9,079万7,000円が追加されることも決まった。市長の五十嵐博文氏は、ワクチン接種体制の維持と強化を示し、今後の市民への説明の重要性を強調した。
さらに、議案第2号では国民健康保険特別会計が增加し、介護保険特別会計についても重要な決議がなされた。これに対して共産党の柏崎のり子議員は、税増加が市民に厳しい影響を与えると指摘した。一方、富里自民の会の戸村喜一郎議員は、予算の公正を評価し、今後の行政運営が市民生活に貢献することを期待する旨を述べた。
議会に出席した議員からは様々な意見が交わされ、慎重な運営が求められる中、与党、野党共に活発な議論が展開された。議案の明確な可決により、富里市のさらなる発展が期待される。