令和5年6月5日、海岸地域の情報整備と観光振興が大網白里市の目玉として整備される中、今回の定例会で数々の市政に対する一般質問が行われた。特に観光誘致に関連する意見が目立ち、地域経済の発展と市民サービスの充実を目指す発言も多く見受けられる。
執行部としては、創政会派を代表した森建二議員が観光行政を中心に発言した。観光ビジョンを3月に策定後、観光の振興策を具体化する計画が進められる。さらに、海岸の魅力を最大限に引き出し、訪れる人々に喜ばれる施策を展開することが求められている。特に、白里海岸は千葉県内で独自のブランド化が期待される場所である。
議員は、海水浴客の減少とその影響についても触れ、週末に賑わいを取り戻しながら、他の観光地と連携した新たな取り組みが必要だと強調した。また、観光ビジョンでは、SDGsへの取り組みも視野に入れられていることが評価されており、地域における持続可能な観光モデルを構築することが重要とされている。
一方で、観光振興に加え、障がい者の就労支援についても議論が交わされた。現在、市が提供している就労支援サービスがどのように機能しているか、またそれをどう拡充させられるかの意見も多々出ている。社会福祉課の中古稔課長が具体的数値を交えながら支援実績を報告し、市民の生活の質向上を目指した取り組みに期待が寄せられている。
更に今後の展望としては、商業施設や道の駅の整備に焦点が当てられており、地域の中心的存在として住み良い環境を整備していくことが求められている。