令和2年大網白里市議会第4回定例会が開催された。議題には予算の補正や条例改正が含まれ、重要な決定が求められる。
市長の金坂昌典氏は、行政事務の報告を行い、特に新型コロナウイルス感染症の影響について言及した。感染者数が以前より増加しており、対策を一層強化する必要があると強調した。
また、令和3年度の予算編成においては、厳しい財政状況を踏まえた見直しが求められるという。歳入は新型コロナの影響で減収が予想され、歳出増加の一途をたどる見込みである。金坂市長は「持続可能な財政運営を目指す」と述べ、必要な施策は厳選して進める考えを示した。
16の議案が上程され、その中で特に注目されたのは一般会計補正予算である。金坂市長は、この補正予算が対応策として583万円の追加を含んでいると説明した。公立幼稚園での衛生備品購入など、教育現場の支援も盛り込まれている。
さらに福祉関係の法律や社会保障関係の条例改正についても議論された。高齢者福祉施策に加え、障がい福祉や児童福祉への支出が拡大されるべきだとの意見が多数寄せられた。このように多岐にわたる議案によって、今後の市政運営には市民の福祉が重要視されるようである。
災害対策では、民間事業者との協定を進め、迅速な対応が求められている。市長は「地域全体で支える体制を構築する」と意気込みを示した。