香取市における令和2年1月臨時会が開かれ、重要な議題が審議された。
本会議では、令和元年度香取市一般会計補正予算(第7号)や印鑑条例の改正、工事請負契約の変更などが提案された。
特に、議案第1号の補正予算においては、歳入歳出予算が2,930万円以上追加され、総額366億8,953万円に達する。
宇井 成一市長は、台風19号に伴う災害復旧費や農林水産業の災害復旧工事に関する詳細を説明した。「台風被害を受けた施設の復旧に向け、適切な財源確保が急務」と強調した。
また、議案第2号では、印鑑登録証明の要件を改正することで、成年被後見人の登録を可能にする内容で、市民の利便性向上を目的とする。
議案第3号の工事請負契約の変更に関しては、香取市立わらびが丘小学校の整備工事において、工事内容が変更された結果、工事費が656万4,000円増加し、契約額は4億8,066万4,000円に達した。
専決処分の承認を求める議案第4号も可決され、これには台風による損害賠償が含まれる。これにより市の迅速な対応力が求められる。
さらに、報告第1号から第9号までの専決処分についても審議され、台風15号及び19号の被害に関連する損害賠償の額が報告された。宇井市長はこれらの事故に対して、地方自治法に基づく報告義務を果たしたと述べた。
会議は全議案が原案通り可決され、会期は1日と決定された。これは、市の財政健全化や市民サービス向上に寄与するものと期待されている。今後も市は、予算の適切な執行と災害対策に力を入れていく方針である。