柏市議会は令和2年第3回定例会を開会した。
市長の秋山浩保氏は、会期が本日から26日間であることを決定し、新型コロナウイルス対策に関する補正予算案を提案した。市民及び事業者に対する具体的な支援策として、特別給付金や検査体制の強化などを進めると述べた。
新型コロナウイルス感染症の影響を考慮した審議が進む中、健康や医療の分野における取り組みが強調された。特に医療機関への支援や感染者の受け入れ体制について、具体的な方針が示された。
また、秋山市長は、新生児への特別給付金支給についても触れた。これは新型コロナウイルスの影響で生活に困窮する家庭への支援を目的としており、対象人数は約3,000人を予定し、早ければ来年度には支給が開始される見込みである。
次に、議案第32号と第33号では、新型コロナウイルスを防止するためのオンライン会議システムの導入について、議会運営委員会の議長である日暮栄治氏が趣旨説明を行った。これに対して質疑や討論を省略する形で可決された。議会運営におけるITの導入は、これからの議会運営を円滑にする大きな一歩である。
更には、副議長の中島俊君が辞職する意向を示したが、これも無事に受理され、後任の選挙が行われた。新たに円谷憲人君が副議長に選出され、この新体制のもと、議会の円滑な運営が期待されている。
最後に、今後の会期についての確認が行われ、次回本会議は来る10日に開くことが決定された。市議会は結束して市民のために効果的な施策を推進する姿勢であり続けることが求められている。