令和２年９月１８日、鎌ケ谷市議会は定例会を開催し、北千葉道路の進捗状況に関する質問が行われた。
まず、北千葉道路の進捗について、都市建設部長の貞方敦雄君が進捗状況を報告。千葉県により都市計画変更の手続きが進められており、現在の状況としては、千葉県がコメントを告知した段階であることが明らかにされた。特に、環境影響評価の手続きが完了し、都市計画の決定と評価書が告示される準備が進行中である。貞方敦雄君は、今回の整備により、地域の交通渋滞の緩和が期待されると述べた。
次に、市の意見についても明言され、都市計画マスタープランとの整合性や周辺住環境への配慮が求められた。地域住民への説明を丁寧に行い、必要に応じて横断施設の整備を検討する旨も強調された。特に鎌ケ谷消防署前の交差点では歩行者や自転車の通過を優先する立体横断の設置が求められている。
この議論を受け、議員たちからはさらなる地域活性化への期待を表明し、北千葉道路の役割が町の発展に大きく寄与する視点が強調された。専門家による報告に加え、地域の意見を反映した事業化が求められていることが伺えた。
また、空き家対策に関しては、空き家に関する市民の意見も反映し、老朽化する空き家や住宅流通の支援について議論された。特に都市部の若い世代をターゲットにした施策が重要との意見が多く寄せられた。市では、空き家を減らすための補助制度やリフォーム助成制度の活用に力を入れているところである。
議会では、住環境の向上や地域活性化に関して、北千葉道路がもたらす影響を長期的視点で評価し、持続可能な社会の実現に寄与する施策が求められた。さらなる協議を通じて地域の意見・要望を反映し、最良の結果を引き出す取組を行うことが重視されている。