令和3年12月9日の銚子市議会では、地域生活支援拠点等事業(まるっとシステム)や文化芸術活動の活動状況が議論された。
この日、初めに釜谷藤男議員が障害者福祉について質問。特に地域生活支援拠点等事業について詳しい説明を求めた。これは、障害者が住み慣れた地域で安心して生活を続けられるようにするための制度であった。
社会福祉課長の飯島茂君は、まるっとシステムが高齢化や重度化を見据えたものであり、利用者が増加することを期待していると述べた。現在、登録者は3名であり、今後の周知活動が重要であると強調した。特に障害者への情報提供の重要性を訴え、専門機関との連携の強化も必要とした。
次に議論されたのは、文化芸術活動である。文化活動の再開を望む声が多い中で、市長越川信一君は、地域の文化芸術活動の支援は重要であり、特にコロナ影響下での取り組みに感謝を示した。市では、地域の特性を生かした文化施設の整備を考えているとし、現在の青少年文化会館を再評価し、低コスト制度の活用を進める意向を表明した。
続いて、釜谷議員がごみ減量化についても質問した。生活環境課長の柴紀充君は、今後のごみの推移や、最近の取り組み状況について説明した。特に灯油や透明プラスチックの処理方法を透明にし、市民との協力体制を築くことが大切であると述べた。鈴木工務店との共同で資源物の持ち去りを防ぐための看板を設置する計画も実施されるとのこと。便宜性のある市の管理は急務であるとも認識している。
最後に、市職員の職場環境に関する話題が挙がった。釜谷議員は、職員が直面するハラスメントや不当要求について取り上げた。市長はこの問題を重視しており、迅速に対策を講じる姿勢を示した。職場環境の向上は、市民サービスの向上にもつながるとし、今後職員が安心して業務に集中できる環境を整えることが急務であると強調した。